
東京から美瑛へ移住した理由

春に東京から美瑛に移住しました。
移住の際、参考にできた情報や移住を後押しする存在があまりなかった印象でした。
自分の美瑛移住記を記すことで、美瑛に移住を考えている人の何か参考になればという思いでこのブログを始めました。
自分にとっても当時の思いを忘れない備忘録になるかなとは思っています。
まずは私の紹介から。家族は自分、妻、子供の3人です。夫婦共々30代前半といわゆる子育て世代です。東京での生活は、すごく忙しいものでした。共働きでしたので、子供を保育園に預けている時間が長く、平日は子供といる時間も少なかったと思います。そのため、休日はなるべく家族でいるように努めていました。そうすると、親はそれぞれの時間がほとんどなくなるようになりました。自分の趣味の時間を楽しんでいた自分にとっては、そのことが結構つらかったです。正直、親になって初めて、子供の世話に割く時間がこんなに必要なことを知りました。世の中のお父さんお母さんは尊敬に値します。上の世代の父親が家に帰らず、子育てにあまり参加しないのも納得ですね。
話はそれましたが、そのような生活を送るようになり、子供との今後の生活を考えるようになりました。当時は、賃貸でしたので、家の購入も視野にしていましたが、大した家でもないのに、東京近郊は家代がずっと値上がりし続けている状況に、嫌気がさしていました。ちょうど仕事についても一区切りついたと感じていたこともあり、起業も視野に、前から興味のあった田舎へ移住する方向で考えるようになりました。妻自体は田舎育ちでということもあり、子育ては田舎の方がイメージしやすいと、この考えには賛成でした。
移住地としてまず考えたのが、千葉の房総半島エリアです。いすみ市等、移住者が活発に訪れている情報も多くあり、とても気になっているエリアでした。何よりも海の近くに住んでみたいという憧れもありました。休日に何度も色々な地域を視察しましたが、旅行で訪れる分には良いけど、住むとなると決めてにかけました。妻に言われた「千葉も悪くないけど、縁もゆかりもない場所に住むだけの理由がない、子育てを考えるとどちらかの実家の近くが良い」というのが自分の中でも大きく、その視点から移住先を考え始めました。
私自身は埼玉県南部出身で、実家もそこにありますが、両親共々上京組であり、親戚が多くいるわけでもない埼玉に、ここがふるさとだという認識はありませんでした。その上、埼玉近郊に住むのだと、元々の生活と何ら変わり映えがないと考え、妻の実家のある北海道を移住先と考えるようにしました。
妻の実家は、空知地方ということもあり、1時間程度で行ける距離である、札幌か旭川周辺で探し始めました。室蘭や苫小牧等の海辺のエリアが良いと思いましたが、実家が遠くなりすぎるため却下。札幌近郊だと、人気のある恵庭市や北広島市あたりが候補になりますが、これらだといわゆる大都市近郊によくある郊外でおもしろくないと思ったため、候補から外しました。次に旭川周辺で探し始めたところ、東川町を知ることになります。皆さんもご存知かと思いますが、東川町は移住先ととしてすごく人気があり、移住先進町として知られています。人気があるだけに、田舎にも関わらず先進的なことを進めていること、特に小学校がすばらしいこともあり、移住先の第一候補としました。移住相談は2回行き、現地にも2泊するくらい魅了されたまちではありましたが、大きな問題がありました。それは人気がゆえに新規の土地がないこと、中古物件も少ないこと、何より家族で住める賃貸物件が多くないことでした。移住しようにもなかなか簡単にはできないというのが現実でした。また、魅力的な小学校も学区が市街地エリアのみであるため、そこに通わせようと考えている場合、なおさらハードルが高いという結果でした。
候補地探しから振り出しに戻る形になりました。そこで近郊のエリアの情報を集めたところ、美瑛町が子育て支援が厚いという情報を入手しました。美瑛は観光で2回ほど訪れたことはありましたが、まちの様子は全く知らなかったものの、調べていくにつれて魅力的な景色の中で生活してみたいという淡い希望を抱くようになりました。美瑛自体昔から移住人気のあるエリアであったことも追い風となり、東川町ではなく美瑛町を移住先として決めました。すぐにでも移住したかったため、まずは美瑛で暮らしてみて、近郊のまちと照らし合わせながら、どこが自分たちにとって描いている生活スタイルに近いか見極めていこうと考えるという方針でいます。
長々文章を記しましたが、移住理由と美瑛移住の決め手をまとめてみました。何かの参考や移住の後押しになれば何よりです。今後は美瑛での生活について記していこうと思います。
移住理由
・職場と家が近く、子供との距離が近くなることで緊急時対応しやすい
・自然環境の多い中で子育てをしたい
・都市部と比較して安くて広い家で生活したい
・実家の近くで子育てをしたい
美瑛移住の決め手
・空港が近く関東にある実家にもすぐ帰れる
・北海道有数の観光地であり、今後自治体がすぐに合併される可能性が低い
・観光地であるがゆえに仕事も多く、とりあえず何とかやっていけそう
・1万人規模にもかかわらず、新しい公共施設が多く、子育て支援も手厚い
・観光地に住むと楽しそう
・旭川に近い
